ビデオカメラ,  ビデオ系

VHS-Cビデオテープが絡んだ(ジャミング)

ジャミングが発生したVHS-Cのビデオテープ。キャプスタン軸に巻き付いておりました。テープ救済のご依頼でした。

ジャミング

ビデオテープの走行には、テープを巻き取るリールと、キャプスタン軸+ピンチローラーが同調してテープを進めるのですが、このケースでは、テープの巻取りリールがうまく機能せず。たるんだテープがキャプスタン周りに絡み、ジャミングを起こしてしまったようです。

ジャミングを起こした原因の可能性は2つあります。

1つ目はビデオデッキがテープをきちんと巻き取らなかった事。VHS-Cアダプターもしくはビデオデッキの不具合で、テープを進めても巻き取る力がない、もしくは弱すぎて、送られるテープをきちんと受け止めきれなかったためにたるみが生じました。

2つ目は、ピンチローラーの汚れ。写真で見てわかる通り、ゴムの表面が光ってます。このようにツルツルの状態では、テープの走行をサポートできず、弛みやジャミングの原因となります。つるつるになったピンチローラーのアップ。

ピンチローラー掃除前

このような状態になってしまった場合は、ピンチローラーのゴムの交換をお勧めします。どうしてもパーツが入手できない場合は、ビデオのピンチローラー掃除を参照してください。
暇だったので、なんちゃって方法で研いだのがこちら。

ピンチローラー掃除後

VHSビデオデッキすらじわりじわりと貴重になってきてます。早めにデジタル化することをお勧めします^^