8ミリビデオカメラのトラッキング
年末ということで、普段使っているビデオカメラの掃除と頂き物のビデオカメラの調整を行いました。ソニーのこの機種がメンテしやすくて好きです。手前のカバーだけ取ることも可能でオッケーグー。こんな感じ。
まず、トラッキング(テープパス)を確認したいので、適当に録画されたテープを用意して、電源とビデオ出力をつなぎます。TBCやDNRを無効にして、再生しながら早送りしてみます。
ノイズの帯に注目。写真では、画面上部にノイズの帯。帯の位置、ノイズのないエリアが画面全体に対して不均一。これはテープパスがずれている証拠です。ちなみに正常な場合、ノイズもノイズの無いエリアもきれいに均等間隔になります。どうも要調整のようです。
オシロスコープやメーカーからちゃんとしたデータがあれば、きちんと合わせられますが、一般家庭にはまず無いと思います。あったらビックリ(笑) そこで、このノイズ帯の位置を見ながら合わせます。大まかにあわせただけでも、現状よりは改善するはず。実際の再生ではTBCなどを用いれば、十分補正されますので。
とりあえず、ヘッドに当たるテープの高さを調整するテープガイドポスト(ピンク矢印)の所を上げたり下げたり。根気よく良さげな場所を探します(笑)
すると、まぁ大体許せる所まできます。こんな感じで。
正確にはまだ詰めが甘いですが、適当男の私には十分。TBC使えば許容範囲になると思います。調整前よりは、ノイズ帯と空間の間隔が揃ったのが分かってもらえると思います。本当は、画面下のノイズも消えればいいのですが、どうもドラムヘッドの土台のネジが馬鹿になって、きちんと絞まらない。ヘッドが浮いてるようですので無視。見て見ぬ振りします(笑)
もう機械も補修部品も入手できない8ミリビデオ。テープパスがちょっと気になる程度であれば、まだいけます。ただ、よく分からない方はあまり弄らないほうがいいとは思います。ドツボに嵌りますので(笑)チャレンジャーな方は自己責任でどうぞ。
おしまいw